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特殊清掃の用語説明から、特殊清掃が必要な状況・作業内容・業者選びまで徹底解説

特殊清掃の用語説明から、特殊清掃が必要な状況・作業内容・業者選びまで徹底解説

遺族や病院、福祉施設の方に看取られ穏やかに亡くなる方もいれば、誰にも気づかれずに亡くなった方、不慮の事故や事件で亡くなる方もいます。このような場合には、遺品整理だけでなく特殊清掃が必要なケースが多いです。
今回は、特殊清掃という言葉の意味と背景、清掃内容、業者選びの方法までご説明させていただきます。

1.特殊清掃とは?

特殊清掃とは、一人暮らしの住人が孤独死したお部屋や、自殺や殺人事件・死亡事故の現場となった場所を原状回復するために専門の技術を持った業者が行う清掃作業のことを言います。独居高齢者が増えた時代背景もあり最近ニーズが増えているご依頼です。

このような訳ありの場所では、遺体の搬送後も血液や体液などによる汚れが付着してますし、遺体の発見が遅れた場合には腐敗臭や害虫が発生し、目を覆いたくなるような現場となっていることも多いです。臭いは隣人や近所の住民にも迷惑がかかり、事実この腐乱臭に違和感を覚えたご近所さんの通報がきっかけとなり、孤独死が発見されることも多いです。

ここまで来ると、通常のハウスクリーニング・お掃除では対処が困難です。中途半端な清掃では悪臭や汚れ、害虫を一掃することは難しく、お部屋の退去後に大家さんや管理会社とトラブルになりかねないので、通常のハウスクリーニングよりも高額ではあるものの、専用の機器や特殊な薬剤、清掃技術を駆使した特殊清掃ができる業者へ依頼をすることをおすすめします。

専門業者は特殊清掃の際に、汚れやにおい、シミの除去、害虫駆除、消毒など現場に適した作業を行うほか、不要品の運び出しや遺品整理を行うことも可能です。セットで行うことで費用を抑えられますし、業者探しや現場立会いの手間も省けますので、まとめて依頼するのが一般的です。ウィルケアもお力になれますのでお困りの際にはご相談ください。

2.特殊清掃を業者に任せた方がいい理由

特殊清掃が必要となるのは、事件や事故、自殺による変死体や、死後発見が遅れてしまい腐乱死体化したケースです。腐敗によって発生する体液や汚物、それによってできるシミは時間とともに床下にまで及んでしまうことが多く、賃貸の住居である場合は貸主よりしっかりとした原状回復が求められます。

また、部屋全体に充満した腐敗臭は、窓を開けたり空気清浄機を回した程度ではとり除くことが不可能です。腐敗によって発生する細菌に感染してしまう可能性もあるため、素人が無防備な状態で片付けようとするのは無理があります。においによって周囲の住民へ与える影響を考慮すると、「迅速」で「適切」な処理が必要となります。ご遺族の心身の負担を考えると、特殊清掃の専門業者に依頼するのが最善な方法と考えることができます。

また、故人の室内が物であふれかえっている場合やゴミ屋敷と化している場合も、処理のノウハウをもった専門家に依頼するのがいちばん安心できる方法です。

3.特殊清掃業者が行うおもな作業

大きく分けて次の3つが特殊清掃のメイン業務です。

①汚れの除去・撤去処理

床や壁に付着した血液や体液、汚物などを特殊な洗剤で除去し、丁寧に洗浄します。汚れた布団や畳、カーペットなどの搬出や処理も行います。また、床下にまで汚れが広がり、除去に限度がある場合には、畳やフローリング材の張り替えなどの提案も行います。

②殺虫処理(害虫駆除)

遺体に発生したウジやハエの駆除を行います。ハエは繁殖力が強く、また見た目にわからない場所に産卵している可能性もあるため、家具を除去し、近隣へ被害が広がることのないよう配慮しながら徹底的な駆除を行います。

③除菌・消臭処理

遺体から発生した腐敗臭の処理を行います。濃度の濃い二酸化塩素の噴霧や、特殊なにおいを分子レベルで分解するための強力なオゾン消臭機、専用の洗浄剤を駆使して可能な限り迅速に、消臭や処理をおこないます。また、この腐敗臭には臭いだけでなく細菌も含まれるため除菌も行います。目には見えないのですがとても重要な作業です。 

3-1.殺虫処理が必要な理由

遺体が腐敗した現場には、想像を絶するほどのハエが発生していることが多いものです。ハエは、腐敗臭に誘因され、どこからどもなく侵入します。1度に約100~150個の卵を産み付け、蛆(うじ)から成虫になるまでには2週間足らずという強い生命力をもっています。ご遺体から出た体液や汚物のタンパク質をエサにどんどん世代交代を繰り返し、あっという間に室内を真っ黒にしてしまうため、ご遺族を悩ます大きな要因となっています。

3-2.除菌処理が必要な理由

ハエが厄介な点はハエそのものだけではありません。ハエは、遺体や汚物に含まれる大腸菌や黄色ブドウ球菌などさまざまな細菌やウィルスを人に媒介する可能性があります。ハエが人や家畜にもたらす病気は60種類以上にのぼります。

また、空気中に蔓延したウィルスや細菌は目に見えませんが、放ったままにしておいては空気を介して周囲へ広めてしまう可能性があります。原因菌を除菌・不活化し、また再発を防止するのは、孤独死など特殊清掃の現場にはとても重要です。特殊清掃屋は漂白剤にも使用される次亜塩素酸ナトリウムやエチルアルコールなどの成分を用いて、除菌を行います。

3-3.消臭処理が必要な理由

閉めきった室内で遺体の発見が遅れた場合、遺体から発生する強烈な腐敗臭は、人の想像を絶するほどの強烈さがあります。そのレベルは、壁や天井、家具や床など室内のすべてのものに染み渡ってしまうほどです。そのため、一般的に市販されている消臭スプレーや空気清浄器では到底除去することはできません。

また、腐敗臭などの悪臭は、さまざまな成分が混ざった低濃度・多成分の臭気であるため、「何のにおいかは特定できないけれどもとにかく臭い」というように、人間が感知しやすい臭気の分類に入ると言われています。同じ人間の臭いには敏感です。処理が不完全なままでは、その後の近隣の方の生活の質にも影響を及ぼすため、徹底的な脱臭・消臭処理が必要になります。

そのため、特殊清掃業者はそれぞれに知識と経験を駆使して、自社オリジナルの洗浄剤や自社流の清掃技術で消臭処理を行います。高濃度のオゾンを大量に放出し、においを分子のレベルから分解することでより高い消臭効果を生み出すことができるとされているオゾン消臭機を用いて作業を行うことが多くなっています。

4.いい業者の選び方

いざ業者に依頼すると決めたら、次は業者選びです。

4-1.料金相場(名古屋編)

特殊清掃の価格は、作業内容により様々です。

血液・体液・汚物等の除去、害虫駆除、薬品消臭・消毒までをセットにしている業者は、およそ80,000円〜の料金設定がみられます。セットになっていないケースでは、血液・体液・汚物等の除去で1室50,000円からが目安となっており、消臭や害虫駆除、消臭・消毒などは、それぞれプラス70,000円~の別料金が設定されているところが多いと思います。

また、基本料金を部屋の規模によって設定している業者では、ワンルームで80,000円ほどの価格設定が見られます。その他、オゾン消臭処理は、別設定になっているケースが多く、1日15,000円~30,000円と、業者によって料金設定に幅がみられます。

特殊清掃の場合には、現場の状況により必要な作業内容や機材・薬品が異なるため、見積額がこれと大きく変わることもあります。まずは、お見積り・ご相談無料の当社までお気軽にお問合せください。

4-2.選ぶ際の必須ポイント

特殊清掃の作業の中で、何より重要となってくるのが「消臭」です。どんなに室内の見ためがきれいな状態に回復したとしても、においが残っている限り、のちのトラブルにつながってしまうためです。実際に、特殊清掃後に起きるトラブルの約8割は、においが完全に消えていないことに対する苦情であるとも言われています。見た目にはきれいな状態であっても、床下や壁ににおいが染み込んだ状態になったままでは、原因がそのまま残されているのと同じなのです。

また、においが残るケースは、清掃直後にはすっかり消臭されたかのように感じるものの、経過とともに再びにおいが発生している場合が多いものです。
このようなにおいのトラブルを防ぐためには、値段だけで選ぶのではなく、消臭の作業に特に力を入れている業者、作業実績があり仕事をしっかり行ってくれる業者を選ぶことが大切になってきます。

4-3.満足度の高い業者

故人さまのお部屋には、家財道具が数多く残されている場合が多いものです。お部屋の契約者が亡くなった場合、大家さんや管理会社は、ご遺族に対して契約解除を行います。それにともない、お部屋に残された家具や日用品すべてを片付け、期限までに部屋を明け渡さなくてはいけません。さらに、遺品の中には汚れによってもう使うことができず処分したいものから、思い出の品、貴重な品など何としてでも消毒・殺菌したいものまでさまざまあり、限られた日数の中では、ご遺族だけでは対処しきれないことが多いものです。

そのような場合、遺品整理や不用品回収を一緒に行うことができる業者であれば、特殊清掃とともに遺品の整理を代行してもらうことができます。依頼人からの満足度が高く、評判の良い業者の多くは、この遺品整理の業務も行っていることがほとんどです。

不用品回収の業者なら、膨大な遺品の中から、貴重品を探し出したり不用品をまとめたりするほか、汚れがついた家具や絨毯などの処分も依頼することが可能です。また、フローリングの貼替えの手配まで行ってくれる場合もあります。特に、突然の訃報に遠方から駆け付けたご遺族の場合には、何度も足を運ぶことは困難であることが多いため、安心して任せることができるサービスと言えるでしょう。

まとめ

というわけで、ここに書いたすべてのポイントを押さえている当社なら、一連の作業をすべてご安心してご依頼いただくことができます。個人の方はもちろん、事故物件に悩まされている大家さんからのご相談も大歓迎です。気になったところなどがありましたら、お気軽にお問合せくださいね!よろしくお願いします。

 

◆実際の弊社の事例:愛知県名古屋市緑区にて2階建てアパートの特殊清掃

こちらの記事の監修者

遺品整理サービスウィルケア 代表取締役  白石 佳史

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代表取締役  白石 佳史

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